治療症例
症例④ 60代女性 上下・奥歯の
両側欠損をインプラントで構築
1) 初診時口腔内
他院にて定期的に治療に通っていたにも関わらず、奥歯が順番に無くなり噛みにくい状態にありました。 患者様は「奥歯でしっかりと噛みたい」というご希望で当院に来院されました。
2) 診断用ワックスアップ模型
先進の機器を駆使して様々な検査を行い、診断用ワックスアップ模型を作製。 最終形態をどの様にするのかを実際の模型を作成してシミュレーションを行います。
3) デジタルシュミレーション上で最終確認
診断用ワックスアップ模型で設定した最終形態をもとに、 デジタルシュミレーション上で実際のインプラントのポジションやサイズを確定していきます。
4) プロビジョナルレストレーション(仮歯)
精密な仮歯を入れる事によって、最終の被せ物の微細な形態を実際の口の中で確認。 前歯や奥歯の角度や形態を最終チェックしていきます。
5) 完成した最終の被せ物
ジルコニアやセラミックを用いた理想的な補綴物(被せ物)の完成です。
6) 実際の口腔内へセット
プロビジョナルレストレーション(仮歯)とほぼ同じ形のため、違和感はほとんどありません。 審美的にも機能的のも好ましいお口の中の状態となりました。
7) 顎運動検査
最終的に作製した被せ物が実際の口腔内でしっかりと機能しているかということも確認していきます。 見た目が綺麗なだけではなく、機能も兼ね備えてこそ長期にわたって良好な結果を得ることができるからです。
8) 治療前後のレントゲン写真の
比較
歯のないところにはインプラントによって噛み合わせを回復させ、 色や形が不正なところにはセラミックの被せ物によって美しく機能的に治りました。
9) 治療前後のスマイルの比較
歯自体の色は、ご年齢に合わせて、若々しく健康的で自然な色を選択しています。
10) 治療後
素晴らしい笑顔で治療には大変満足して頂きました。
主訴 | 奥歯もない現状から固定式の歯を入れて、食べたい物を何でも食べられるようになりたいです。 |
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治療期間 | 約1年6ヶ月 |
治療費 | 総額680万円(税別) |
治療内容 | インプラント治療。患者様の年齢や生活習慣等を踏まえて、口の状態を精密に診査しデータと比較。患者様の抵抗力に合わせた最適なプランニングを実施しました。 |
治療中の注意点
● リスク
奥歯に歯が入るまでの期間があり、治療途中は食事が取りずらい時期がある。
● 副作用
手術後など一時的な咀嚼能力の低下
治療後の注意点
● リスク
全てが人工物(被せ物)となるため、被せ物の脱離や破折の可能性がある。また、術後に神経の無い歯の根破折などの可能性がある。複数本のインプラントおよびセラミック冠使用する為、噛み合わせやインプラント周囲炎に対する定期的なメインテナンスの必要性がある。
● 副作用
人工物(被せ物)の脱離、破折の可能性、インプラント周囲炎の可能性