
治療症例
症例⑨ 50代女性 咬合バランスも踏まえたインプラント治療

1) 治療前
全体的にしっかりと治療したいとのことで来院されました。前歯の歪みと奥歯が無い事により、食事がしにくい状態でした。

2) 診断用ワックスアップ
上顎正中を基準にし、歯冠幅径は平均値を用いて不足部分にワックスを付与しています。これをもとに、インプラント埋入位置を決定しました。

3) セファロ(側方レントゲン)
セファロからも前後的にも骨格的な不調和は無い状態であることがわかります。

4) 初診時からの治療経過
矯正治療併用。矯正治療には最低でも2年必要のため、全体の治療期間は少し長めになります。

5) 初診時とファイナルの口腔内
アーチも整い、臼歯部にバーチカルストップも回復させることができ、とてもバランスの良い状態になった。

6) 治療前後のレントゲン写真
左上5番の失活歯の予後には少し不安は残りますが、その他はすべて生活歯(神経のある歯)で治療を終えることが出来ました。全体的にバランスのとれた状態になりました。

7) 治療終了後3年の口腔内写真
メインテナンスで3ヶ月に一度来院されています。現在は60代。口腔内の状態は年齢と比較してもかなり良い状態であると言えます。このように全体のバランスを整え、術後のメインテナンスもしっかりと行うことにより良好な予後が獲得できると考えます。
主訴 | 奥歯もなく食事がしにくいため、しっかり噛めるよう全体的に治療したいです。 |
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治療期間 | 約3年 |
治療費 | 総額400万円(税別) |
治療内容 | 矯正治療併用、インプラント治療。矯正治療には最低でも2年必要のため、全体の治療期間は少し長めになります。アーチも整い、臼歯部にバーチカルストップも回復させることができ、良好な予後を獲得することできました。 |
治療中の注意点
● リスク
全顎的矯正治療を伴うため、矯正治療期間中の痛みや矯正装置の脱離破損の可能性がある。また、矯正治療後に一旦多くの歯を仮歯に置き換えるため、強い咬合力によって仮歯の脱離や破損の可能性がある。
● 副作用
咀嚼能力の一時的な低下、発音機能の一時的な低下
治療後の注意点
● リスク
矯正治療の後戻りの可能性があるため、保定装置の装着が必要である。また、複数本のインプラントおよびセラミック冠使用する為、噛み合わせやインプラント周囲炎に対する定期的なメインテナンスの必要性がある。
● 副作用
矯正治療の後戻りの可能性、人工物(被せ物)の脱離、破折の可能性、インプラント周囲炎の可能性