治療症例
症例③ 女性 抜歯矯正治療と
補綴治療
1) 初診時口腔内
昔から歯並びが悪く、治療を繰り返していたそうです。全体的にしっかりと治療して欲しいとの事で来院されました。総合診断に対する検査を行い分析し、治療計画を立てていきます。
2) プレオルソ
基本的な歯周病治療や根の治療を終えて、仮歯の状態です。ここから矯正治療に入っていきます。
3) 実際の口腔内へセット
矯正治療を終え、最終補綴物セット後の状態です。歯並び、噛み合わせも改善し以前とは見違えるほど綺麗になりました。審美的にも機能的のも好ましいお口の中の状態となりました。
4) 治療前後のレントゲン写真
不適合補綴物(適合の悪い被せ物など)も、全てセラミックにて置き換えられ、抜歯矯正治療にて歯並びも改善しました。
5) 治療前後のセファロレントゲン写真
矯正治療を行う際は、基本であるセファロレントゲンを必ず撮影し治療前後で治療の有効性を分析しています。また、矯正以外のケースでもセファロ分析を活用しています。
6) セファロ分析
治療前後のセファロレントゲンの重ね合わせです。
たとえマウスピース矯正であったとしても、セファロ分析無しに矯正治療をすることは設計図無しで家を建てるのと同じことです。
7) 治療前後の比較
このケースでは、矯正治療後の後戻りもリスクも含めて、しっかりとメインテナンスにて経過を観察していく必要があります。
8) 治療前後のスマイルの比較
元々、口元にコンプレックスがあり長年に渡り、なかなか大きくお口を開けて笑う事が出来なかったために、治療後もまだフルスマイルは難しいですが、だんだんとご自分のお口の中にも自信を持って頂けると思います。
主訴 | 昔から歯並びが悪く、治療を繰り返していたそうで、全体的にしっかりと治療したい |
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治療期間 | 約5年 |
治療費 | 総額440万円(税別) |
治療内容 | 不適合補綴物も、全てセラミックにて置き換えられ、抜歯矯正治療にて歯並びも改善しました。 |
治療中の注意点
● リスク
矯正治療を伴うため、矯正治療期間中の痛みや矯正装置の脱離破損の可能性がある。
● 副作用
咀嚼能力の一時的な低下、発音機能の一時的な低下
治療後の注意点
● リスク
矯正治療の後戻り防止のため、保定装置の装着が必須である。また、被せ物の破折や脱離の可能性がある。噛む力も強いので、咬合力に対すケアと定期的なメインテナンスの必要がある。
● 副作用
歯並びの後戻りの可能性、人工物(被せ物)の脱離、破折の可能性